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すずめ日記

アメリカ田舎生活。いろいろあるよね。

ヴァレンタイン vs. Valentine's

アメリカ生活

今回は、『ところ変われば。。。』と言うお話です。

もうすぐヴァレンタインデー。いつの頃も大好きな年中行事です。日本で生まれ育つと、ヴァレンタインデーは女の子が好きな男の子にチョコレートを渡す日、ですよね。そして一ヶ月後のホワイトデーにはキャンディーがもらえる、という。その習慣を疑ったこともなかった私。

アメリカに来て最初の年のヴァレンタインデーが近づいて来たある日、娘の幼稚園からお知らせが来ました。『ヴァレンタインデーには、お友達のためにカードを用意してください』と。ヘーぇ、さすがアメリカ、学校でヴァレンタインやっちゃうんだ、しかも幼稚園で!と感心したものの、さて娘は誰にカードを渡した物か、ずいぶん悩みました。かなりぼけーっとした4歳児(だった)の娘。好きな子いるの?という質問に数人の名前を挙げました。アラッ4歳で!!??と思ったらみんな女の子。そうだよなー、仕方ないよな、と思いつつも変な誤解されたらどうしよう、アメリカだし、等々考えたあげく男女混ぜた4人分のプレゼントをもたせました。そして、帰宅した娘のかばんを見てみると、なんと!クラスメート全員からのカードやら飴やらチョコレートやらが。

そうなんです。アメリカではヴァレンタインは国民行事。老若男女が好きな相手に何らかの形でそれを伝える日なんです。お友達でも、親子でも、もちろん恋人同士でもオッケーなんです。学校では、大体クラス全員分のカードなり小さなプレゼントなりを用意して、それを交換する小さなパーティーをします。

今年は娘は指あみのブレスレット(女の子用)と、小さなおもちゃ(男の子用)を用意しました。数が多いのでこっちも大変です。

大人の間で一般的なのは、男性が女性にバラやチョコレート贈ったり、ディナーに連れて行ったりすることです。恐ろしくいけてない通りを挟んだお向かいのご主人も、普段は奥さんに頭が上がらない感じのお隣のおじさんも、スーパーにいるおじいちゃん達もその日はみんな小さな花束を家に持ち帰ります。それをずっと見ていて、いいナァーーーーと長年思っていました。ちなみに我が家は日本式を踏襲して私から旦那さんにチョコをあげていました。でもある年、うちももうずいぶん長いことアメリカにいるし、そろそろアメリカ式にしても、と思い旦那さんに『お花が欲しいんだけど』と言ってみました。そして仕事から帰宅した彼が差し出したのは、一輪のカーネーション。明らかに、同僚が持っていた花束から一輪もらって来たものです。深いため息がでました。それを見て『何だ、花束が欲しいならそう言わないと。花って言ったじゃん』って。いや、確かにカーネーションだって花だけど。

まぁ、それだけが原因ではないけれど、一事が万事ということで今に至り、何となくヴァレンタイはついてないという印象が残りました。

そして先日、寝室においてある絵の額を掃除しようと思ったら、後ろからハート形のチョコレートの箱がでてきました。この間遊びに来てくれた彼が、子供達と一緒に隠してくれたんです。一週間以上早く見つけてしまって、子供達も彼もちょっとお冠でしたが(でも、それって私がいけないの?!)今年は数十年ぶりにウキウキのヴァレンタインシーズンを味わうことができたのでした。

みなさんもどうぞ楽しいヴァレンタインデーを!