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すずめ日記

アメリカ田舎生活。いろいろあるよね。

How Time Flies!

今回は、時間は本当にあっという間?というお話。

今朝ラジオで『時間というのは不思議なもので、苦痛な時に長く感じたりその分の時間が過ぎ去ったことにびっくりするようなこともある。特に子供の成長にそう感じる親が多い、云々』というリポートが流れていて、ふんふんと何気なく聞いていたのだけれどその夜にこんなことがありました。

今日の夜は娘の通う学校のMuseum Night と言うイベントでした。どう言うものかというと、子供達一人一人が自分の好きなものやことに関してリサーチをしてそれを博物館の展示のような形で発表するというもの。娘は2ヶ月以上も前からこのイベントに向けて準備をし、『テーマは絶対に秘密』と言いつつ彼女の大好きな蛸に違いない、と思われる言動がここかしこにあってそれはそれはかわいいったら。

そんな娘の発表もさることながら、私には別の楽しみが。少し前まで娘の通う小学校併設の幼稚園で教えていたので、そのまま持ち上がりで小学生になった子供達の多くが元教え子なのです。幼稚園の先生というのは、大学の先生の反対で、生徒の全員から深く愛されるという至極幸せな職種です。みんな『先生大好き』のまま卒園していくので小学校2、3年生のちょっと生意気ちゃんになっても幼稚園の先生の前ではなぜかかわいい5歳児に戻るんです。だから、ちょっと成長した元教え子に会えるのがわくわくだったんです。

娘の発表をまず最初に見せてもらいました。思った通りテーマは蛸で、蛸の生息が自分でタイプして印刷した紙に事細かに書いてあり、横には色紙とビーズで作ったきれいな蛸の工作も展示してあってなかなか上出来。その時点で、はさみもろくに使えなかった数年前の娘を思い出して涙腺ゆるゆるの私でした。だって考えてもみてください。普段は日常に紛れてすっかり忘れているけれど、生まれたばかりの赤ちゃんはただ寝ることしかできないんです。少なくとも外から見る限り。そんな芋虫に毛が生えたような状態から、体の器官がひとつひとつ成長して動きのコンビネーションが複雑になって、言葉を操るようになりそして今晩は、自分の知らなかったことを調べてその知識を他の人に伝えているんです。本当にいつの間にこんなに大きくなっちゃったのかしらと感無量でしょ?

そして見渡してみると、同じく芋虫から人間になろうかという頃に出会った、本当に小さかった私の生徒達がみんな同じように成長してそれぞれの知識を披露しているんです。『あ、先生来てくれたのー?ねぇ、見て、私ミミズについて調べたの』なんて言って、いっちょまえにマニキュアを塗った指でミミズの模型を持たせてくれたり。幼稚園の頃は、教室にハエが出たって大泣きしてたのに。一人一人、私の教室を去ったあとにうちの娘と同じ時間を過ごし、毎日頑張ってご飯を食べて学校に通ってここまでになったんだなぁって。そう言ういろいろを込めて『頑張ったね』ってやや潤んだ目で発表を見せてくれた一人一人に言う私に、『え、こんなの何も先生泣かなくたって』と不思議そうな生徒達。

人間ってやっぱりすごいな、と教師の頃いつも思っていたことを思い出したのと同時に、時間はあっという間に過ぎてしまうような気もするけれど一分一秒にものすごい大事な意味があるんだな、と思いました。芋虫達をミニ人間にした同じ量の時間を、大人は無駄にしてしまうこともあるけれど、いくつになっても一瞬一瞬を全力で生きていたら生涯現役でいけるんじゃないかしら。そうしよう!

朝のラジオから始まって、時間について考えさせられる一日でした。最後に強い決心をしたけれど、振り返れば今日は『無駄』にした時間が多い一日だったなぁ。。。